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〜外野の夜明け VOL127 アメリカの選挙〜



米大統領選で当選確実となったジョー・バイデン氏は「次期大統領」として初の演説をし、勝利を宣言した。


アメリカだけで無く、世界中の人々が選挙の行方を見守っていた。それほど注目を集めていた選挙は相手を罵り合ったり、過激発言が勃発するなど決してスマートな選挙戦とは思えなかったが アメリカ中の国民が、大統領選挙に対してあんなに熱狂的になるなんて驚いた。それにちょっと羨ましくも思う…同じ民主主義でも、日本は総理大臣は国民投票で選ぶ事が出来ないし 選挙に対しての認識や投票率も低い、政治への関心度の違いを目の当たりにした



「分断でなく団結させる大統領になる」と誓ったバイデン氏。今はアメリカが「ひとつになって、癒す時期だ」とし、「選挙戦は終わった。怒りと激しい言葉も終わりにして、国としてまとまる時だ」と述べた。さらに、アメリカが「過去に例のない困難」に直面する中で、投票率が記録的な高さとなったことは、「民主主義がアメリカの心髄で息づいていることを示した」と話した。


勝利宣言をしているバイデン氏の顔つきが、穏やかになったのが印象的だ。あれほど選挙中は史上最悪の討論会と呼ばれるほど お互いを罵り合っていたが戦いを終え、やっと本来の自分を取り戻せたのだろうか


民主主義が、アメリカの心髄で息づいているという言葉は今回の選挙戦のキーワードだった様にも感じられる。自国第一主義を唱えるトランプ政権時代には、国際協調を壊しかねない考え方が、米国だけでなく他国にも広がり様々な摩擦を生み出した。


中国との貿易摩擦やTPP離脱、コロナが蔓延しているさなかでのWHO脱退など 自国第一主義とは思えぬトランプ大統領の強権的な手法はこれまでの国際的な取り決めや、ルールをひっくり返してでも「自分たちの利益」を確保しようとる「民主主義」を謳ったトランプ氏のワンマン政策に陥っていた様に思う。コロナの感染者の数は日増しに増大し続け、多くの人の命が奪われた


国民が主権者として政治に参加することで、いわば「多数派の意思を全体の意思にする」というシステムが民主主義だとすれば、もともと民主主義は少数派に寛容とは限らないって事だよね。多数派の意思を尊重する裏返しで、純粋な民主主義には「少数派の権利も守られるべき」という観念は薄い。「正しく選択する」という事がいかに重要で難しいのか 今回の選挙で2つに分断されたアメリカを見て切に思う。


まだ敗北宣言をしていないトランプ大統領だが 選挙に負けたとは言え これだけ白熱した選挙は他に無いだろう。


今、彼は何を思っているのだろうか?政権移行に支障がでているも 敗北認めないトランプ大統領。このまま醜態を晒し続けて行くのは目に余るよな…


まだまだアメリカだけでは無く、世界中がコロナ禍の中で経済や感染予防に奮闘している。世界をリードし続けていたアメリカ。1日も早く混乱を収めて失いかけたアメリカの威厳を取り戻してほしいね


~発想をかたちに kirakuya web ~

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