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~外野の夜明け~Vol_098夢で逢えたら


「春眠暁を覚えず」って言うけど、最近朝が苦手でなかなかなか布団から出られない…熟睡できていないのか、ここのところ色んな夢を見る。先日、親父が亡くなって何年も経つのに、初めて親父の夢を見た 亡くなった頃は夢でもいいから親父に逢いたいって思ったけど、なかなか俺の夢枕には親父は現れてくれなかったのにさ、夢の中の親父は昔と何にも変わらなくって、俺は夢の中でただ親父を眺めていた。薄っすらと「これは夢なんだ!」って自分に言い聞かせていたのを覚えている…だから、ただただ、親父を見ていた。夢でもいい、この光景を目に焼き付けておこうと… 夢から覚めて 懐かしい気持ちと、亡くなった時の喪失感が込み上げて来て、なんとも言えない気持ちになったよ。

何年たっても、大切な人を失った寂しさは消えないもんだね。朝起きて奥さんにその話をすると、最近俺が死んだ親父に似てきたと言われ 、歯磨きしながら鏡を覗き込んだら 、なるほど確かに親父の顔に似てきた気がする… 亡くなっても、俺の中にしっかり痕跡を残してくれているんだって、なんだか感慨深く思ったよ。 今の俺を見て、親父は「頑張っているな」と言うだろうか?それとも、「まだまだ、だな」なんて、きっとそう言うだろうね。親父の背中を追い続けて、今だに抜かすことは出来ないけど、当分は親父の背中を目標に頑張り続けなきゃいけないな… ~発想をかたちに kirakuya web ~ http://kirakuya-web.com http://coconala.com/services/438258 http://coconala.com/services/384468


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