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~外野の夜明け~ Vol_082バンクシーに想いを馳せて

08.01.2019

 

謎の壁画アーティストバンクシー。彼は顔も身分も明かさないイギリスのストリート壁画アーティスト。有名な作品は少女と風船(Girl with Balloon)は,唯一壁画ではなくアクリル板で描かれた作品があり、オークションで約1億5000万円で落札された。しかし、その直後バンクシーが前もって額の中に仕掛けていたシュレッダーによって、沢山の人が見守る中、途中まで裁断されてしまった。その場にいた人々は口をあんぐりと開けて目の前で起きている光景に驚愕した!元々アート作品が高額な値段で取り引きされる事を嫌ったバンクシーが反オークション的破壊行為を発動させる為に数年前からこの機会を狙っていたのだとか… 



彼のポリシーは作品を売る事も署名をする事もしない。ただ社会に訴えたい事を壁画に描き公開するだけ…

バンクシーが話題になったのは、2005年に、MOMAやメトロポリタン美術館や大英博物館などに、誰にも気付かれずに、自分の作品を勝手に展示するパフォーマンスをした。その後、イスラエルとパレスチナの紛争地帯を隔てる分離壁にグラフィティ・アートを描く、政治的なパフォーマンスでも名を上げバンクシーが有名になるにつれて、皮肉にもその作品の価値も上がったが、他人の所有する壁に描かれたバンクシーの作品は、所有者の許可がなければ取り外して売買することができない。ここから作品を売らないアーティスト、バンクシーの伝説が作られていった。

俺の好きなストリート・アーティスト「バスキア」がふと頭に思い浮かんだけど、バスキアは名前が売れてからは、壁画には描いていないんだよね。バンクシーの作品のクオリティーの高さはもちろん、彼のポリシーやパフォーマンスにも強く惹かれる。

こうなるとバンクシーの事をもっと知りたくなるよね?一説にはバンクシーは1人じゃなく複数人だとか、ロックバンドをやっているなど、色々な憶測が流れているけど、どれも真実は闇の中…

俺の個人の意見だけど、バスキアの描く絵にはエネルギーやパワーを感じた。差別や貧困に対する怒りのパワーを抽象的な表現や色で訴えている。覚せい剤の過剰摂取で若くして命を絶ってしまったバスキアが生きていたら、彼のアートはどの様に変化していたのだろう…一方、バンクシーはバスキアの影響を強く受けたという。彼の描く絵は、どこか「愛」を感じるんだよね。モチーフに猫や動物、子供を用いる事が多いのも要因の1つかな。

音楽や絵画など、時代と共に変化し続けているけど、アートの力で世の中に投石をするほどの天才は、なかなかこの先出ては来ないだろう。バンクシーの描いた作品が高額な値段で売り買いされるのは、彼の作品からのメッセージを個人で独り占めされ、世界に広めるチャンスを狭めてしまうだろう。どうか、そうはならずにもっと沢山の人の目を楽しませて欲しいと切に願う。

今度はどこに彼の壁画が出没するのか…

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