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~外野の夜明け~ Vol_063アリシア・ギブソン

30.09.2018

 

アリシア・ギブソンって知っている?彼女は黒人女性初の、女子テニスグランドスラムチャンピオンで、4大大会女子シングルスで通算5勝をあげた黒人テニス選手の草分けとして名をあげる有名な女性。

彼女がテニス界で活躍したのは1950年代の頃。当時はまだ人種差別が厳しい時代で有色人種の公民権運動や人種差別による事件や暴動が絶えなかった。

その当時テニスは裕福層の白人の為のスポーツとされていて、初めて全米選手権に出場した時には、会場が暴動化した。完全なアウェイの中残念ながら試合には敗れたが、彼女は努力を惜しまなかった。そんな中で彼女はアメリカでメキメキと頭角をあらわし、黒人女性初のグランドスラムのタイトルを手にし、その後ウインブルドンで優勝を果たした。その際にはエリザベス女王から直接トロフィーを手渡せられる名誉を得た。

まだ黒人は白人と同じトイレも使用できずバスでさえ乗車拒否されるような時代だったのに、彼女は白人とスポーツで競う事にひるむ事なく、正々堂々と挑み続けた。アメリカに戻った彼女はニューヨークで凱旋パレードで迎えられるが、当時のテニス大会では賞金が無かったため、彼女の生活は貧しいままだった。

それからの人生がまたすごい!1964年に今度はプロゴルファーに転身する。ゴルフ界は白人しかも紳士のスポーツの世界で、アリシアにとってはもっと高い壁になった事だろう。ホテルでは黒人の宿泊を拒否していた為、ツアーで全米を回ることすら不可能だった。

なぜ彼女はあえて差別が厳しい世界に挑み続けたのだろうか?アリシアが生まれたのはニューヨークのスラム街のハーレムの貧しい家庭。当時の黒人の医者がアリシアにテニスを勧めた。彼は黒人テニス選手の育成に尽力していた人で、後にアーサー・アッシュを援助したことでも知られる。彼の支援を受けてアリシアはスポーツに対する努力以上に「人種差別」という高い壁に挑み続ける人生を歩み続けた。彼女はスポーツを通じて、人種差別と戦っていたのかもしれない。全ての有色人種の人達がスポーツ界で目標を達成できるようにという思いから彼女は日々戦い続けた。そんなアリシアの銅像が グランドスラムに建つことが決定した。

グローバル化するなかで人種差別は無くならないけど、国や言葉が違っても尊敬する人は沢山いるよね。彼女は俺にとって最もリスペクトする女性の1人だ。

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